タカラスタンダードのキッチン選び、「見た目は似ているのに、価格が全然違う…」と、どちらにすべきか悩みますよね。
実は、カタログには書かれていない決定的な差を知るだけで、迷いはすぐに晴れるんです。
それは、グランディアとトレーシアの違いを「拡張性」と「デザイン」で比較すること。
海外製食洗機の導入可否や掃除の手間など、生活を変えるポイントを網羅しました。
当記事を読めば、予算と理想を両立させるあなたに最適な一台を知ることができますよ!
- デザインや天板素材の違いから、理想の空間に合うモデルが判別できる
- 清掃性は共通の「高品位ホーロー」であり、どちらも手入れが楽である
- 憧れの海外製食洗機をスムーズに導入するための条件とリスク
- 価格差に見合う機能の違いを理解し、予算配分を最適化できる
- 実用性重視かデザイン重視か、自身のスタイルに最適な一台が明確になる
グランディアとトレーシアの違いを比較:機能・デザイン
| グランディア | トレーシア | |
|---|---|---|
| キャビネット素材 | 高品位ホーロー | 高品位ホーロー |
| 選べる天板 | 人造大理石 ステンレス |
クォーツストーン 人造大理石 ステンレス |
| 家事らくシンク | × (基本選べない) |
○ (選択可能) |
| 海外製食洗機 (ボッシュ等) |
△ (非推奨・工夫が必要) |
○ (公式対応あり) |
| デザイン性 | シンプル ベーシック |
トレンド対応 (くすみカラー等) |
| 価格・コスパ | ◎ (非常に高い) |
○ (満足度が高い) |
デザインの違いは選べる色と天板素材
結論からお伝えすると、デザインにこだわりたいなら、間違いなく「トレーシア」がおすすめです。
なぜなら、トレーシアには高級感あふれる「クォーツストーン天板」や、流行を取り入れたおしゃれな扉カラーが豊富に用意されているからです。
キッチンは毎日使う場所ですから、見た目の美しさは気分を上げるためにとても大切ですよね。
グランディアとトレーシア、どちらも素敵なキッチンですが、選べる「見た目」の幅広さに大きな違いがあります。
具体的に、トレーシアでしか選べない大きな魅力の一つが「クォーツストーン天板」です。
これは、天然の水晶を90%以上も含んだキラキラと輝く素材で、まるで高級ホテルのような重厚感があります。
一方、グランディアの天板は、基本的に「人造大理石」か「ステンレス」からの選択になります。
もちろんこれらも十分高品質ですが、「天然石のような高級感が欲しい!」という場合には、少し物足りなさを感じるかもしれません。
また、扉の色や取っ手のデザインにも差があります。
トレーシアには「シャインベージュ」や「シャイングレー」といった、今のインテリアに馴染む絶妙なニュアンスカラーが揃っています。
さらに、扉の縁(ふち)を飾るモールという部品を「ブラック」にすることも可能です。
黒いアイアン家具や照明を使っているお家なら、ここを黒にするだけで、キッチンの雰囲気がグッと引き締まっておしゃれになりますよ。
グランディアは「多くの人に好かれる、飽きのこないデザイン」が中心です。
シンプルで使いやすい色が多いので、迷わずに決めたい人には良いですが、「自分だけの特別なキッチンを作りたい」という場合は、選択肢が限られてしまうのが正直なところです。
デザイン選びのポイント
- トレーシアは「クォーツストーン天板」が選べて高級感が出せる
- トレーシアは流行の「くすみカラー」や「黒い取っ手」も選べる
- グランディアはシンプルで万人に愛される定番デザインが中心
つまり、リビングからキッチンが丸見えの間取りだったり、インテリアとしての美しさを最優先したりするなら、デザインの自由度が高いトレーシアを選ぶのが正解です。
逆に、シンプルで清潔感があれば十分という方には、グランディアのデザインもすっきりしていて素敵ですよ。
自分の理想とするお部屋の雰囲気に合わせて選んでみてくださいね。
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掃除しやすいのは共通の「高品位ホーロー」
お掃除のしやすさで迷っているなら、安心してください。
グランディアを選んでもトレーシアを選んでも、汚れの落ちやすさは「まったく同じ」です。
その理由は、タカラスタンダードの最強の武器である「高品位ホーロー」という素材を、どちらのキッチンもたっぷりと使っているからです。
「安い方のグランディアだと、掃除が大変になるんじゃない?」と心配される方もいますが、そこは心配無用です。
タカラスタンダードのすごいところは、グレードに関係なく、汚れやすいキャビネットの本体や扉、引き出しの底にまで、同じ高品質なホーローを使っている点です。
ホーローとは、鉄の強さとガラスの美しさを組み合わせた素材のこと。
表面がガラス質なので、油汚れや調味料が染み込むことがありません。
例えば、揚げ物をしたあとの油ハネや、こぼしてしまったケチャップも、サッと水拭きするだけで「ツルン」とキレイになります。
ゴシゴシこすらなくても汚れが落ちるので、毎日のリセット掃除が本当に楽になるんです。
高品位ホーローのすごいところ
- 油性マジックで書いても水拭きで消えるくらい汚れに強い
- 金たわしでこすっても傷がつかないほど表面が硬い
- 熱に強いので、変色したり焦げたりしにくい
さらに、ホーローには「磁石がくっつく」という便利な特徴もあります。
キッチンの壁(キッチンパネル)もホーローにすれば、マグネット収納が使い放題です。
お玉を掛けるフックや、調味料ラックを好きな場所にペタッと貼れるので、掃除のときはそれらを取り外して壁を拭くだけ。
物が浮いているので、ワークトップの掃除もスムーズに進みます。
ただし、一点だけ注意するとすれば「レンジフード(換気扇)」の仕様です。
トレーシアなどの上位モデルでは、レンジフードの内部までホーロー素材になっているものが選びやすい傾向にあります。
グランディアでもオプションで変更できる場合が多いですが、標準仕様のままだと、レンジフードの一部がホーローではない(塗装鋼板など)ケースがあります。
とはいえ、キッチン本体のキャビネットや扉に関しては、どちらも最高レベルの清掃性を持っています。
「掃除が楽なキッチンがいい」という理由だけで無理に高いトレーシアを選ぶ必要はありません。
コスパ重視のグランディアでも、魔法のような掃除のしやすさは十分に体感できますよ。
長持ちする寿命と耐久性の秘密
長く使える丈夫なキッチンが欲しいなら、グランディアもトレーシアも、どちらも「一生モノ」の耐久性を持っています。
なぜなら、どちらのモデルも骨組みとなるキャビネット自体が、湿気やシロアリに強い「ホーロー製」で作られているからです。
一般的なシステムキッチンは、実は木製のキャビネットでできていることが多いのをご存知でしょうか?
木製の場合、長年使っていると、シンク下などの湿気が多い場所で板がふやけてしまったり、最悪の場合はカビが生えたり腐ったりしてしまうリスクがあります。
どれだけ表面をきれいに使っていても、見えない土台部分から傷んでしまうことがあるのです。
しかし、タカラスタンダードのグランディアとトレーシアは、この見えない土台部分(キャビネット)までもが丸ごとホーロー(鉄+ガラス)でできています。
鉄とガラスは、湿気を吸って腐ることが絶対にありません。
つまり、10年、20年と使い続けても、キッチン自体が歪んだり傷んだりすることがほとんどないのです。
これが、タカラスタンダードのキッチンが「長寿命」と言われる最大の秘密です。
ホーローキャビネットのメリット
- 水回り特有の湿気による腐食やカビの心配がない
- ニオイが染み込まないので、収納内部が臭くならない
- 接着剤を使わない素材なので、シックハウス症候群の心配が少ない
「安いグランディアだと、見えない部分で手を抜かれているのでは?」と不安になる必要はありません。
タカラスタンダードは、ビルダー向け商品であるグランディアであっても、この「ホーローキャビネット」という基本構造はしっかりと守っています。
引き出しの底板もホーローなので、醤油をこぼしてもシミになりませんし、お鍋をガンガン入れても傷がつきにくいです。
耐久性に関しては、両者に差はありません。
どちらを選んでも、家を建て替えるときまで使い続けられるほど頑丈です。
違いが出るとすれば、扉の蝶番(ヒンジ)や引き出しのレールといった「動く部品」のグレードですが、これらも壊れたら交換が可能です。
本体そのものの寿命は、グランディアもトレーシアも等しく超一級品です。
「とにかく頑丈で長持ちさせたい」という願いは、どちらのモデルでも確実に叶いますので、予算に合わせて安心して選んでくださいね。
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料理の手間が減る「家事らく」機能の差
料理の効率を劇的に上げたいと考えているなら、トレーシアの方が機能的なシンクを選びやすいというメリットがあります。
その理由は、タカラスタンダードで大人気の「家事らくシンク」という高機能シンクが、トレーシアならスムーズに導入できるからです。
「家事らくシンク」とは、シンクの中にスライド式の「段」がついている特別なシンクのことです。
普通のシンクは底で洗うだけですが、家事らくシンクは「洗う・切る・捨てる」の作業をシンクの上で完結できるように設計されています。
例えば、中段に水切りプレートをセットすれば、洗った野菜をそのままそこで切ることができますし、パスタの湯切りもシンクの底にザルを置かずに清潔に行えます。
まな板から出る生ゴミも、そのままシンクのゴミポケットへ滑らせて捨てられるので、ワークトップが汚れません。
家事らくシンクでできること
- シンクの上で野菜を切れるので、調理スペースが広がる
- 魚の処理などをしても、まな板周りが水浸しにならない
- 揚げ物の衣付けなど、粉が飛び散る作業もシンク内で完結
一方で、グランディアの場合、この「家事らくシンク」が選べない、または選ぶための条件が厳しいことが一般的です。
グランディアは基本的に、オーソドックスな「Zシンク」などの標準的なシンクがセットになっています。
これらも広くて使いやすいシンクですが、「家事らくシンク」のような多層構造による調理アシスト機能はありません。
「シンクはただ洗えればいい」という方にはグランディアの標準シンクで十分ですが、「狭いキッチンでも効率よく料理したい」「シンク周りを汚さずに下処理をしたい」という方にとって、家事らくシンクは非常に強力な味方になります。
- グランディアでは「家事らくシンク」が選べないケースが多い
- 工務店によっては特注対応できることもあるが、割高になる可能性も
- 絶対にこのシンクが良い場合は、トレーシアが見積もりの基本になる
つまり、料理中の「ちょっとしたストレス」を徹底的に減らしたいなら、トレーシアを選んで「家事らくシンク」を導入するのが近道です。
逆に、従来のシンプルな使い方のほうが慣れていて好きだという方なら、グランディアの仕様でも全く問題ありません。
自分がキッチンでどのように動きたいかをイメージして選んでみましょう。
収納力と引き出しレールの使い勝手を比較
収納の使いやすさにこだわりたいなら、トレーシアの方が整理整頓しやすく設計されています。
なぜなら、トレーシアには「内引出し(スライド収納)」が標準やオプションで装備されやすく、収納のデッドスペースを減らす工夫がされているからです。
最近のシステムキッチンは、開き扉ではなく「引き出し式」が主流ですよね。
しかし、ただ深いだけの引き出しだと、上の方に空洞(デッドスペース)ができてしまい、もったいない空間が生まれがちです。
トレーシアの場合、深い引き出しの中に、もう一段浅い「内引出し」を設けることができます。
これがあるおかげで、お玉や菜箸、ラップといった細々したものを上段に、下段には背の高いボトルやお鍋を…というように、空間を無駄なく二層に分けて使うことができます。
最初から指定席が決まっているので、収納が苦手な人でも自然と片付く仕組みになっているのです。
一方、グランディアの収納は、もう少しシンプルな作りになっています。
基本的には「大きな深い箱」というイメージです。
内引出しがついていないタイプが多く、細々したものを収納するためには、自分でラックやボックスを買ってきて工夫する必要があります。
もちろん、自分でカスタマイズするのが好きな人にとっては、何もないほうが自由度が高くて使いやすいという面もあります。
収納の違いメモ
- トレーシア:内引出しがあり、小物と大物を分けて入れやすい
- グランディア:シンプルな深型収納。自分で棚などを足す工夫が必要
- レール:トレーシアの方がよりスムーズに閉まる高級レールが多い
また、引き出しを支える「レール」の質にも少し違いがあります。
トレーシアには、海外製の高級なレールが使われていることが多く、重たいお鍋を入れても指一本でスゥーッと軽く開き、閉まる直前にゆっくり静かになる「ソフトクローズ機能」も優秀です。
グランディアもソフトクローズはついていますが、レールのグレードによっては、引き出すときに少し重さを感じたり、閉まるときの滑らかさがトレーシアほどではなかったりすることがあります。
つまり、「最初から使いやすく仕切られている収納」が欲しいならトレーシアがおすすめです。
一方で、「収納グッズを使って自分で工夫するのが好き」「コストを抑えたい」という方には、グランディアのシンプルな収納でも十分対応できます。
ショールームで実際に引き出しを開け閉めして、その感触の違いを確かめてみることをおすすめします。
| グランディア | トレーシア | |
|---|---|---|
| 収納の基本構造 | シンプルな 深型ボックス |
内引出し付き (2段構造など) |
| 整理のしやすさ | 市販グッズで 工夫が必要 |
最初から 仕分けしやすい |
| レールの品質 | 標準的な ソフトクローズ |
海外製等の高級レール (より滑らか) |
| デッドスペース | 上部に 空きができやすい |
空間を 無駄なく活用 |
| 向いている人 | ざっくり収納派 DIY好き |
小物が多い派 整理整頓重視 |
海外製食洗機の導入可否と注意点
憧れの「海外製食洗機(ボッシュやミーレなど)」を入れたいなら、基本的にはトレーシアを選ぶのが一番安全でスムーズです。
なぜなら、グランディアは構造上の制約があり、公式には海外製食洗機に対応していないケースが多いからです。
ボッシュやミーレなどの海外製食洗機は、フロントオープンで大容量、しかも洗浄力が高いということで、今ものすごく人気がありますよね。
「新築するなら絶対にボッシュを入れたい!」と考えている方も多いはずです。
しかし、これらの食洗機は日本製のものとサイズや配管の位置が異なります。
トレーシアのような中高級グレード以上のキッチンは、こうした海外製品を入れることを想定したプラン(専用のキャビネットなど)がメーカーから用意されていることが多く、スムーズに導入できます。
一方で、グランディアはハウスメーカー向けの規格化された商品です。
そのため、「海外製食洗機を入れるための専用キャビネット」がラインナップにないことがほとんどです。
カタログ上も「対応不可」となっている場合が多く、普通の工務店にお願いすると「グランディアには入りません」と断られてしまうのが一般的です。
海外製食洗機導入の壁
- グランディアは天板の奥行きや配管スペースが足りないことがある
- メーカー保証の対象外になるリスクがある
- 扉の面材(パネル)が食洗機用に用意されていない
ただし、「絶対に無理」とは言い切れないのが面白いところです。
実は、一部の対応力のあるハウスメーカー(例えば県民共済住宅など)や、キッチン取り付けに詳しい施工会社であれば、現場で加工を行ってグランディアにボッシュを入れてしまう事例も存在します。
「面材(ドアパネル)が揃わなくてもいい」「メーカー保証外でも自己責任でOK」と割り切れるなら、コスパの良いグランディア本体に、高級なボッシュを入れるという「裏技的な組み合わせ」が実現できる可能性はゼロではありません。
結論として、面倒な交渉やトラブルのリスクを避け、きれいに確実に海外製食洗機を入れたいなら「トレーシア」を選びましょう。
もし、「どうしても予算を抑えたい、ダメ元でもいいからチャレンジしたい」という場合は、契約しようとしているハウスメーカーに「グランディアに海外製食洗機を入れた実績はありますか?」と聞いてみてください。
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グランディアとトレーシアの違いを比較:価格・選び方
口コミ・評判で見る後悔しない選択
実際にグランディアやトレーシアを選んだ先輩たちの口コミを見てみると、「選んでよかった!」と満足している人には、ある共通点があることが分かります。
それは、自分の「絶対に譲れないポイント」と、そのキッチンの「得意分野」がしっかりマッチしていた、という点です。
まず、グランディアを選んだ人たちの口コミで圧倒的に多いのが、「安かったのに、掃除のしやすさは最高級!」という喜びの声です。
「予算の関係でトレーシアを諦めてグランディアにしたけれど、ホーローパネルのおかげで油汚れもサッと拭くだけ。
浮いたお金で高性能な食洗機を入れられたので結果的に大満足」といった、賢い選択をしたことへの達成感が目立ちます。
特に子育て中のご家庭からは、子供が油性ペンで落書きしても消せる点や、マグネットでお便りを貼れる点が「生活を助けてくれる」と高く評価されています。
一方で、グランディアを選んで少し後悔している声としては、「デザインの選択肢が少なかった」という点が挙げられます。
「SNSで見かけるような、おしゃれなグレーの扉や、キラキラした天板にしたかったけれど、グランディアにはその設定がなかった。
毎日見る場所だから、もう少しこだわればよかった」という意見です。
機能面での不満はほとんど聞かれませんが、見た目のトキメキ不足が後悔につながることがあるようです。
対して、トレーシアを選んだ人の口コミは、「とにかくキッチンに立つのが楽しい」という感情的な満足度が非常に高いのが特徴です。
「クォーツストーンの天板を見るたびにテンションが上がる」「家事らくシンクのおかげで、魚を捌くのが苦じゃなくなった」など、プラスアルファの機能や美しさが、日々の家事のモチベーションになっているようです。
ただし、「オプションをつけすぎて予算オーバーした」という悲鳴もチラホラ聞こえますので、欲望のコントロールは必須と言えるでしょう。
口コミから見る選び方のポイント
- 「汚れにくさ」と「安さ」最優先なら、グランディアで後悔なし
- 「おしゃれさ」や「家事らくシンク」が欲しいなら、トレーシア一択
- カタログだけで決めず、SNSの実例写真でイメージを確認するのが吉
結局のところ、後悔しないためには「自分がキッチンに何を求めているか」を順位付けすることが大切です。
「実用品」として割り切るならグランディア、「趣味やインテリアの一部」として楽しむならトレーシア。
この軸さえブレなければ、どちらを選んでもタカラスタンダードの高品質なホーローが、あなたの生活を快適に支えてくれることは間違いありません。
| グランディアの口コミ | トレーシアの口コミ | |
|---|---|---|
| 「ここが最高!」 (満足の声) |
掃除が圧倒的にラク コスパが最強 マグネットが便利 |
一目惚れするデザイン 家事らくシンクで時短 高級感がある |
| 「ここは注意…」 (後悔・不満) |
色が地味だった 選択肢が少ない オプション制限あり |
予算オーバーした 機能が多すぎた 納期がかかった |
| よくある 採用理由 |
浮いたお金で 他の設備を充実させた |
LDKの主役として こだわり抜きたかった |
価格の差額とコスパを徹底検証
「結局、いくら違うの?」というお金の話は、キッチン選びで最も気になるところですよね。
結論から言うと、一般的にグランディアとトレーシアの間には、約10万円〜30万円前後の価格差(定価ベースではなく実勢価格)が生まれることが多いです。
この差額をどう捉えるかが、コスパ判断の分かれ目になります。
まず理解しておきたいのが、なぜグランディアが安いのかという理由です。
グランディアは「ホームビルダー向け商品」といって、ハウスメーカーや工務店向けにパッケージ化されたモデルです。
「色はこれ、取っ手はこれ」とある程度決まった仕様の中から選ぶ形にすることで、生産や流通のコストを抑えています。
つまり、品質が悪いから安いのではなく、「選べる自由を制限する代わりに安く提供されている」と考えるのが正解です。
一方、トレーシアは一般向けのモデルで、最初から一つ一つのパーツを細かく選んで積み上げていくスタイルです。
そのため、基本価格も少し高めですが、そこに「クォーツストーン天板(十数万円プラス)」や「家事らくシンク(数万円プラス)」といったオプションを追加していくと、最終的な見積もり差額はさらに広がっていきます。
価格差が生まれる主な要因
- 選べる扉カラーやハンドルのグレード差
- ワークトップ(天板)の素材(人造大理石 vs クォーツストーン)
- シンクの機能差(標準シンク vs 家事らくシンク)
では、この差額に見合う価値はあるのでしょうか?
もしあなたが、「キッチンは白か木目調で十分、天板も普通の人造大理石でOK」と考えているなら、わざわざ高いトレーシアを選ぶメリットは薄いです。
グランディアを選べば、浮いた数十万円を、家の断熱性能アップや、良い家具を買う資金に回せます。
これは非常にコスパが良い選択と言えます。
しかし、「リビングから丸見えのキッチンだから、家具のように見せたい」という場合は話が変わります。
グランディアでは選べない「ブラックモール(黒い縁取り)」や「高級感のある石目調の扉」は、LDK全体の雰囲気をガラッと変える力を持っています。
毎日目にする風景が美しくなること、そして「家事らくシンク」で毎回の調理ストレスが減ることを考えれば、この差額は「10年、20年使うための必要経費」として十分に元が取れる投資になります。
注意点として、依頼するハウスメーカーによっては「グランディアの割引率はすごく高いけれど、トレーシアはあまり安くならない」というケースもあります。
そうなると、差額が予想以上に開くこともあります。
カタログの定価だけで判断せず、必ず工務店に「私の希望プランで両方の見積もりを出してください」とお願いして、リアルな金額を見てから判断するようにしましょう。
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グランディアがおすすめな人の特徴
これまでの比較を踏まえて、「グランディア」を選ぶべきなのは、ずばり「実用性を最重視する賢い戦略家タイプ」の人です。
キッチンを「見せるための場所」というよりも、「料理を作るための頑丈な道具」として捉えている方には、これ以上ない最高のパートナーになります。
具体的には、子育て真っ最中のご家庭には特におすすめです。
子供が小さいうちは、キッチンはおしゃれな空間というより戦場になりがちです。
泥だらけの手で触られたり、おもちゃをぶつけられたりすることも日常茶飯事。
そんな時、グランディアなら「高品位ホーロー」のガード力で傷も汚れも防げますし、何より「高級品だから汚さないで!」と神経質にならずに済みます。
また、家づくり全体の予算バランスを大切にする人にも向いています。
「キッチンにお金をかけるくらいなら、床暖房を入れたい」「将来の教育費のために貯蓄を残したい」という考え方はとても堅実です。
グランディアは、タカラスタンダードの命である「ホーローキャビネット」という最強の耐久性を備えつつ、価格は抑えられています。
「一番大切な中身(耐久性)」は妥協せず、表面の飾り気を削ぎ落としたモデルと言えるでしょう。
グランディアがハマる人のチェックリスト
- キッチンに「流行のデザイン」よりも「飽きのこないシンプルさ」を求める
- 掃除が楽で、20年後も壊れない丈夫さが何より欲しい
- 浮いた予算を、食洗機(ボッシュ等)や他の住宅設備に回したい
さらに、最近のインテリアトレンドである「シンプルモダン」や「ミニマリスト」な生活を好む人にも、意外とグランディアは好評です。
グランディアのデザインは奇抜さがなく、非常にベーシックです。
無駄な装飾がない分、空間にスッと馴染みます。
「主張しないキッチン」を探しているなら、あえて上位モデルを選ばず、グランディアのマットなホワイトなどを選ぶのが正解かもしれません。
「ビルダー向け商品」と聞くと、安かろう悪かろうというイメージを持つかもしれませんが、グランディアに関しては例外です。
中身は上位モデルと同じ高品質な素材です。
「ブランド名や過剰な装飾にお金を払いたくない」という、モノの本質を見極める目を持った方にこそ、自信を持って選んでほしいキッチンです。
| グランディア向き | トレーシア向き | |
|---|---|---|
| 重視するポイント | 実用性・コスパ | デザイン・空間演出 |
| 予算の考え方 | できるだけ 抑えたい |
満足度のためなら 投資できる |
| 求めるスタイル | シンプル 飽きがこない |
おしゃれ・流行 高級感 |
| 機能への要望 | 標準機能で 十分満足 |
最新機能で 時短したい |
| 掃除・耐久性 | 最強 (心配なし) |
最強 (心配なし) |
トレーシアがおすすめな人の特徴
一方で「トレーシア」を選ぶべきなのは、「キッチンをLDKのインテリアの主役にしたい」と願う、こだわり派の人です。
単に料理をする場所としてだけでなく、家族が集まる場所、友人を招きたくなる場所としてキッチンを捉えているなら、トレーシアが叶えてくれる世界観は価格以上の価値があります。
特におすすめなのが、流行の「グレーインテリア」や「海外風インテリア」を目指している方です。
グランディアではどうしても選べる色が限られてしまいますが、トレーシアなら「コンクリート調のグレー」や「くすみカラーのベージュ」、そして全体を引き締める「ブラックの取っ手」など、雑誌から飛び出してきたようなコーディネートが可能になります。
さらに、冒頭でも紹介した「クォーツストーン天板」を選べば、その高級感は最上位モデルの「レミュー」にも引けを取りません。
また、機能面で「時短」や「効率」を極めたい人にもトレーシアは必須です。
「家事らくシンク」を使って、まな板を洗う回数を減らしたい、シンク周りを水浸しにせずに料理したい、という具体的な要望がある場合、それを叶えられるのはトレーシア以上のグレードになります。
毎日の料理で感じる「あと少し便利ならいいのに」という小さなストレスを、道具の力で解決したいと考えるなら、ここへの投資は決して無駄にはなりません。
トレーシアがハマる人のチェックリスト
- リビングとキッチンがひと続きになっていて、常に見える状態だ
- 「家事らくシンク」や「海外製食洗機」をスムーズに導入したい
- 家具や照明に合わせて、キッチンの色や質感を細かく調整したい
そして、「海外製食洗機(ボッシュやミーレ)」を公式に、安全に導入したい人もトレーシアが安心です。
グランディアでも裏技的に入ることはありますが、やはりメーカーが公式に対応している安心感や、食洗機のドア面材までキッチンとお揃いにできる美しさは、トレーシアならではのメリットです。
要するに、トレーシアは「機能性」と「デザイン性」の両方を高次元でバランスさせた優等生です。
「予算はある程度かかってもいいから、後から『やっぱりああすれば良かった』と思いたくない」という方は、迷わずトレーシアを選びましょう。
その美しい佇まいは、使い始めてから何年経っても、あなたの心を豊かにしてくれるはずです。
グランディアとトレーシアの違いを徹底解説!掃除•収納•家事らく機能まで:まとめ
グランディアとトレーシアの違いを徹底比較してきましたが、最大の共通点はどちらも「高品位ホーロー」による圧倒的な耐久性と掃除のしやすさを備えていることです。
選び方の結論として、実用性とコスパを最優先するなら「グランディア」が正解です。
一方で、クォーツストーン天板や家事らくシンクといった機能、そして心ときめくデザイン性を追求するなら「トレーシア」がベストパートナーになります。
中身の丈夫さはどちらも一生モノです。
予算と譲れないこだわりを天秤にかけて、後悔のない選択をしてくださいね。
\まずは気軽に最寄りのお店で見学しよう!/


