カタログやショールームを見れば見るほど、タカラの「グランディア」もLIXILの「リシェル」も魅力的に見えて、結局どちらを選べばいいか迷ってしまいますよね。
でも、実は「素材」と「家事のスタイル」という視点を持つだけで、あなたに合う一台が明確になるんです。
本記事では、掃除のしやすさや収納機能、価格差まで徹底比較しました。
これを読めば、絶対に後悔しない選択ができるようになります。
当記事を読めば、あなたにとってどちらが理想のキッチンかを知ることができますよ!
- ホーローとセラミック、素材の違いによる「掃除の楽さ」と「寿命」の決定的な差がわかる
- 「家事らくシンク」と「らくパッと収納」、自分の調理負担を減らす機能がどちらか判断できる
- 自由なマグネットか計算された立体構造か、性格に合った収納スタイルを選べる
- 定価と値引きの仕組みを理解し、実質的なコストパフォーマンスの優劣を見抜ける
- グランディアで海外製食洗機を導入する際の注意点と可能性を知ることができる
- デザインの満足度と実用性を比較し、自分にとって後悔のない一台を決定できる
グランディアとリシェルを比較!機能とデザインの違い
デザイン比較:ホーローの艶か家具調の美か
まず最初に、キッチンの顔ともいえる「デザイン」について比較していきましょう。
結論から言うと、グランディアは「ホーロー特有の清潔感ある艶(つや)」が特徴で、リシェルは「リビング家具のような洗練された美しさ」が最大の魅力です。
その理由は、それぞれの開発コンセプトの違いにあります。
タカラスタンダードのグランディアは、鉄とガラスを融合させた「高品位ホーロー」を全面に押し出しており、ガラス質ならではの光沢があります。
照明を反射してキッチン全体を明るく見せる効果がある一方で、最近流行している「マットな質感(ツヤ消し)」を求める方には、少しテカテカして見えるかもしれません。
一方、LIXILのリシェルは「Living Fit」というテーマを掲げており、キッチンを単なる設備ではなくインテリアの一部として捉えています。
特にリシェルの代名詞である「セラミックトップ」は、焼き物ならではの高級感があり、空間を一気に格上げしてくれます。
具体的にイメージしてみましょう。
グランディアは約16色のカラー展開で、ホワイトやベージュなどの定番色が中心です。
どれもホーロー素材なので、表面はツルツルしています。
対してリシェルは、引出しの中の色まで「スレートグレー」などのシックな色を選べるなど、細部まで美意識が行き届いています。
デザインの比較ポイント
- グランディア:ガラス質の艶があり、明るく清潔感がある。カラーは少なめ。
- リシェル:マットな質感や石目調が得意。家具のような高級感がある。
- 選び方:「明るさ・掃除のしやすさ」ならタカラ、「トレンド・重厚感」ならLIXIL。
つまり、キッチンに「明るさと変わらない清潔感」を求めるならグランディア、「リビングと調和するインテリア性」を求めるならリシェルを選ぶのが正解です。
特に、マットな木目調やニュアンスカラーにこだわりたい場合は、リシェルのデザイン力が満足度を高めてくれるでしょう。
| 比較項目 | タカラ グランディア |
LIXIL リシェル |
|---|---|---|
| メイン素材 | 高品位ホーロー (鉄+ガラス) |
セラミックトップ (キャビネットは木製) |
| 質感・デザイン | ツヤ・光沢あり (清潔感・明るさ) |
マット・焼き物 (高級感・家具調) |
| 掃除のしやすさ | ◎ 染み込まない (素材の強さ) |
◯ 汚れを弾く (コーティング技術) |
| 収納スタイル | マグネットで 自由自在 |
らくパッと収納で 整理整頓 |
| 耐久性・寿命 | 非常に高い (湿気で腐らない) |
一般的〜高い (機構部品が多い) |
| 価格設定 | 定価が安い (値引き少) |
定価が高い (値引き多) |
掃除しやすいのは?素材と技術の決定的差
続いて、毎日の家事の負担を大きく左右する「掃除のしやすさ」です。
ここは非常に重要なポイントですが、結論として、長期的なメンテナンスの楽さではグランディアが圧倒的に有利と言えます。
なぜなら、グランディアの清掃性はコーティングなどの「技術」ではなく、ガラスという「素材そのもの」の性質だからです。
リシェルも最新のコーティング技術で汚れを弾きますが、コーティングは10年、20年と経つにつれて徐々に効果が薄れる可能性があります。
しかし、グランディアのホーロー(ガラス質)は、割れない限りその性能が半永久的に続きます。
例えば、油性ペンで扉に落書きをしたとします。
一般的なキッチンでは消すのに苦労しますが、グランディアなら水拭きだけでツルンと消えてしまいます。
これは、表面が緻密なガラスでできており、油汚れが染み込まないからです。
また、レンジフードのフィルターなどの部品もホーロー製を選べるため、食洗機で丸洗いできるのも大きなメリットですね。
汚れへのアプローチの違い
- タカラ(グランディア):素材がガラスなので、汚れが染み込まない(物理的に弾く)。
- LIXIL(リシェル):撥水・撥油コーティングや、汚れにくい形状でカバーする。
- 違い:コーティングは経年劣化するが、素材の強さは変わらない。
もちろん、リシェルも負けてはいません。
シンクの底面形状を工夫して水がスムーズに流れるようにしたり、継ぎ目のない排水口を採用したりと、形状設計で汚れを溜めない工夫がされています。
ステンレス底板を選べば、引き出しの中の掃除も楽々です。
しかし、キャビネットの内部まで「まるごと」ツルツルのホーローでできているグランディアは、調味料をこぼしてもシミにならず、サッと拭くだけでリセットできます。
つまり、「何年経っても新品同様の掃除のしやすさが続く」という安心感を求めるなら、素材そのものが最強であるグランディアに軍配が上がります。
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料理の手間:家事らくシンク対らくパッと収納
料理をするときの「手間」をどう減らすか、という点でも両社の考え方は真っ二つに分かれています。
端的に言うと、「調理作業そのもの」を楽にしたいならグランディア、「道具の出し入れ」を楽にしたいならリシェルがおすすめです。
グランディアには、タカラスタンダード独自の「家事らくシンク」という強力な武器があります。
これはシンクの中に段差があり、そこで「洗う・切る・捨てる」が完結する仕組みです。
一方、リシェルは「らくパッと収納」という、テコの原理を使って軽い力で引き出しを開けられる機能を持っています。
- グランディア(家事らくシンク):シンクの上で調理できるので、ワークトップが汚れない。
- リシェル(らくパッと収納):斜めに開く扉で、重い鍋も軽い力で取り出せる。
具体例を挙げると、揚げ物の衣付けや魚の下処理を想像してみてください。
普通ならワークトップが粉や水分で汚れてしまいますが、家事らくシンクならシンクの上で作業できるので、周りが汚れません。
掃除の手間がひとつ減りますね。
対してリシェルの「らくパッと収納」は、引き出しのハンドルを引くと、扉が斜めに傾いてから開きます。
これにより、重たい鍋が入っていても、スッと軽い力で引き出せます。
毎日何度も開け閉めする場所だからこそ、この「軽さ」は身体への負担を大きく減らしてくれます。
つまり、「調理中の汚れや水垂れがストレス」という方はグランディアの家事らくシンクが、「重い鍋の出し入れで腰に負担をかけたくない」という方はリシェルの収納システムが、それぞれの手間を解消してくれるでしょう。
| 比較項目 | タカラ グランディア |
LIXIL リシェル |
|---|---|---|
| 武器となる 独自機能 |
家事らくシンク (3層構造のシンク) |
らくパッと収納 (斜めに開く扉) |
| 効率化の アプローチ |
調理プロセスを短縮 (洗う・切る・捨てる) |
出し入れ負荷を軽減 (テコの原理を活用) |
| 具体的な メリット |
ワークトップが汚れない 水垂れを防げる |
重い鍋も軽く開く 中身が見渡しやすい |
| スペースの 有効活用 |
シンク上を作業台化し 調理スペースを拡張 |
デッドスペースを無くす 立体的な収納構造 |
| おすすめな人 | 調理中の「掃除」を 減らしたい人 |
腰への「負担」を 減らしたい人 |
長持ちするのは?寿命を左右する素材の強さ
住宅設備としてキッチンを選ぶ際、「どれだけ長く使えるか」は非常に気になるポイントです。
結論をズバリ言うと、耐久性と寿命に関しては、グランディア(タカラスタンダード)が最強と言っても過言ではありません。
その最大の理由は、キッチンの骨組みである「キャビネット(箱)」の素材違いにあります。
一般的なキッチン(リシェルの標準仕様含む)は木製ですが、グランディアはキャビネットまで全て「ホーロー(鉄)」でできています。
キッチンが劣化する一番の原因は水や湿気ですが、鉄とガラスでできたホーローは、水に濡れても腐ることがありません。
木製キャビネットの弱点
- 配管からの水漏れや湿気で、底板が腐食することがある。
- 長年の使用でカビやニオイが発生しやすい。
- 湿気を含んで扉が歪むリスクがある。
具体的なシチュエーションで考えてみましょう。
もしシンク下の配管から水漏れがあった場合、木製キッチンだと気づかないうちに木が腐り、シロアリの温床になるリスクがあります。
しかし、グランディアなら鉄の箱なので、水を拭き取れば元通りです。
日本の高温多湿な気候において、「湿気で腐らない」というのは圧倒的な強みです。
一方、リシェルも非常に高品質なレールやヒンジを使っていますが、複雑な機構(らくパッと収納など)は、シンプルな構造に比べて部品の故障リスクがどうしても高くなります。
参考:もしホーローが欠けたら?
- 硬い缶詰などを落として表面が欠けても、「ホーロー補修液」で直せます。
- 自分で簡単にリペアできるので、小さな傷なら心配無用です。
つまり、20年、30年とリフォームせずに使い続けたい、あるいは「家そのものと同じくらい長持ちさせたい」と考えるなら、構造体そのものが頑丈なグランディアを選ぶのが、最も安心できる選択肢と言えるでしょう。
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収納対決:マグネットの自由か立体構造の妙か
収納についても、両社の哲学は全く異なります。
グランディアは「使う人が自由にカスタマイズする収納」、リシェルは「メーカーが計算し尽くした完成された収納」です。
グランディアの最大の特徴は、壁も、引き出しの中も、レンジフードも、あらゆるところに「マグネットがつく」ことです。
これが信じられないほど便利です。
一方のリシェルは、引き出しの中を立体的に使える「パッとシェルフ」など、最初から使いやすい定位置が決まっています。
例えば、グランディアなら、山崎実業の「Tower」シリーズなどのマグネット収納を使って、壁に調味料ラックをつけたり、タブレットホルダーをつけたりと、自分の使いやすいようにレイアウトを無限に変えられます。
引き出しの中の仕切りもマグネットで動かせるので、持っている鍋の大きさに合わせてピッタリ固定できます。
リシェルは、引き出しを開けると「ポケット」「シェルフ」「ストッカー」という3層構造になっており、空間を無駄にしません。
よく使うラップや包丁が、少し開けるだけで取り出せる手前のポケットに入っているなど、「何も考えなくても片付く」ように設計されています。
収納スタイルの選び方
- グランディア向き:SNSを見て「浮かせる収納」をやりたい人。自分で配置を工夫するのが好きな人。
- リシェル向き:片付けが苦手な人。最初から使いやすい場所が決まっていてほしい人。
つまり、DIY感覚で自分だけのキッチンを作り上げたい人はグランディア、プロが考えた効率的な収納システムに身を委ねたい人はリシェルを選ぶと、日々の満足度が高まるはずです。
「自由」か「秩序」か、あなたの性格に合わせて選んでみてください。
食洗機:ミーレなど海外製への対応力は?
最近、「キッチンには絶対に海外製の大容量食洗機を入れたい!」という方が増えています。
ミーレやボッシュといったフロントオープン型の食洗機です。
この点については、どちらを選んでも導入可能ですが、グランディアの場合は少し注意が必要です。
リシェルはLIXILの最上位モデルなので、海外製食洗機に対応したプランが豊富に用意されており、扉の面材(デザイン)も美しく揃えられます。
一方、グランディアでも導入は可能ですが、あくまで「ビルダー向け(建築会社向け)」の商品であるため、依頼するハウスメーカーや工務店によっては「対応できない」と言われるケースがあります。
グランディアで海外製食洗機を入れる注意点
- キッチンの高さは85cm以上(推奨は90cm)必要になることが多い。
- 255cm幅のキッチンの場合、収納スペースが少し減る可能性がある。
- 重要:工務店がタカラスタンダードとの調整に慣れているか確認が必要。
しかし、諦める必要はありません。
実際にグランディアに60cm幅のボッシュやミーレを導入している施工例はたくさんあります。
特にタカラスタンダードはボッシュの取り扱いを強化しているため、相談に乗ってくれる可能性が高いです。
また、海外製食洗機は乾燥時に蒸気を出すものがありますが、グランディアのキャビネットは湿気に強いホーロー製なので、蒸気による劣化の心配がないという隠れたメリットもあります。
つまり、リシェルならスムーズに導入できますが、グランディアでも「高さ」と「施工会社の対応力」さえクリアできれば、問題なく憧れの海外製食洗機を組み込めます。
湿気に強いグランディアと強力な洗浄力の海外製食洗機は、実はとても相性の良い組み合わせなのです。
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グランディアとリシェルの価格・評判を比較
口コミ・評判から見るユーザーの「後悔と満足」
カタログのスペックだけでは見えてこない「実際の使い心地」について、ユーザーのリアルな口コミから比較していきましょう。
結論として、グランディアは「耐久性と掃除のしやすさ」で絶賛されている一方で「デザインの限界」に不満を持つ声があり、リシェルは「使い勝手と見た目の良さ」で満足度が高いものの「価格と複雑さ」に一部懸念がある、という傾向が見えてきます。
その理由は、それぞれのキッチンが重視しているポイントが全く異なるからです。
タカラスタンダードのグランディアを選んだ人の多くは、「とにかく丈夫で、掃除が楽なものがいい」という実利的な期待を持っています。
そのため、実際に使ってみて「油汚れが水拭きで落ちた!」「子供がおもちゃをぶつけても傷がつかない」という感動の声が多く聞かれます。
一方で、グランディアでよく聞かれる「後悔」の代表例が、「ゴミ箱の置き場所問題」です。
シンク下を収納にした場合、ゴミを捨てるたびに引き出しを開ける動作が必要になり、「面倒くさい」と感じる人がいます。
また、「もっとおしゃれなマットカラーにしたかったけど、ホーローだとテカテカしてしまう」というデザイン面での妥協も散見されます。
対してリシェルの口コミでは、「らくパッと収納のおかげで腰が痛くならない」「セラミックトップがとにかくカッコよくて、毎日キッチンに立つのが楽しい」という、情緒的な満足度が高いのが特徴です。
しかし、「オプションをつけすぎて予算オーバーした」「複雑な収納パーツの掃除が意外と大変」といった声もあり、機能性と引き換えにメンテナンスの手間が少し増える側面もあるようです。
よくある後悔ポイント
- グランディア:ゴミ箱へのアクセスが悪くなりがち。デザインの選択肢が少ない。
- リシェル:見積もりが高額になりやすい。収納パーツの隙間にゴミが溜まることがある。
つまり、日々の汚れや傷を気にせずガシガシ使いたいならグランディアの満足度が高く、インテリアとしての美しさや身体への負担軽減を重視するならリシェルを選べば、後悔のない選択ができると言えるでしょう。
どちらの「不満」なら許容できるか、という視点で考えるのもひとつの手です。
| 比較項目 | タカラ グランディア |
LIXIL リシェル |
|---|---|---|
| よくある 「満足」の声 |
とにかく掃除がラク マグネットが超便利 |
一目惚れするデザイン 引き出しが軽くて楽 |
| よくある 「後悔」の声 |
ゴミ箱の場所がない 色が少なくて地味 |
オプションで高額に… 溝の掃除が少し面倒 |
| 耐久性への 評価 |
子供が叩いても無傷 (最強の評価) |
セラミックは強いが 角割れには注意が必要 |
| 実際の 使用感 |
気を使わずガシガシ 使える安心感 |
キッチンに立つだけで 気分が上がる高揚感 |
| おすすめな 性格タイプ |
ズボラ・実用派 (掃除嫌いな方) |
こだわり・美意識派 (インテリア重視の方) |
価格比較:コスパの差額と値引きの仕組み
キッチン選びで最も気になる「価格」ですが、実はこの2社、価格の決まり方が全く違います。
結論を言うと、「定価は安いが値引きが少ないグランディア」と、「定価は高いが値引きが大きいリシェル」という構図になっています。
そのため、カタログの定価だけを見比べてはいけません。
なぜなら、タカラスタンダードは「適正価格」というポリシーを持っており、最初から実勢価格に近い定価設定にしているからです。
そのため、工務店等を通しても大幅な値引き(例えば50%OFFなど)はほとんど期待できません。
一方、LIXILを含む他社メーカーは、定価を高めに設定し、流通過程で大きく値引きをする商習慣があります。
具体的に見ていきましょう。
グランディアは「ビルダー向け商品」という位置付けなので、ハウスメーカーの標準仕様に入っている場合、驚くほど安く導入できることがあります。
単体でのリフォームでも、工事費込みで100万円台前半から検討できるなど、コストパフォーマンスは非常に高いです。
リシェルはグレードの幅が広く、標準的な仕様であればグランディアと競合する価格帯になりますが、売りの「セラミックトップ」や高機能な機器を追加していくと、価格は青天井で上がっていきます。
ただし、リフォーム会社のキャンペーンなどで「リシェルSIが60%OFF!」といった目玉商品になっている場合は、逆転現象が起きることもあります。
価格比較のコツ
- 定価で比べない:必ず工務店に「見積もり」を出してもらい、最終価格で比べる。
- グランディア:元々が安いので、値引き率は渋くても総額は抑えやすい。
- リシェル:オプション次第で価格が跳ね上がるので、優先順位を決めておく。
最終的には、「自分が欲しい機能を入れた時の総額」で比べるしかありません。
しかし、予算を抑えつつも、長く使える高品質なキッチンを手に入れたいなら、ビルダーモデルであるグランディアのコスパは最強クラスと言って間違いありません。
まずは両方の見積もりを取り、その差額が機能差に見合うかを冷静に判断しましょう。
| 比較項目 | タカラ グランディア |
LIXIL リシェル |
|---|---|---|
| 定価の設定 | 安い (実勢価格に近い) |
高い (値引き前提の価格) |
| 値引き率 (掛率) |
低い (あまり下がらない) |
高い (半額近くになることも) |
| 流通ルート | ビルダー向け限定 (HM経由で高コスパ) |
一般市販モデル (どこでも購入可能) |
| オプション による変動 |
変動幅は小さめ (選択肢が限定的) |
青天井で上がる (こだわり次第で高額に) |
| 最終的な コスパ判定 |
非常に高い (予算を抑えやすい) |
標準的〜高い (仕様によりピンキリ) |
タカラ「グランディア」がおすすめな人は?
ここまで見てきた特徴を踏まえて、タカラスタンダードの「グランディア」がドンピシャでハマるのはどんな人でしょうか。
結論として、「キッチンを一生モノのインフラとして捉え、掃除の手間を極限まで減らしたい人」には、これ以上の選択肢はありません。
その最大の理由は、やはり「高品位ホーロー」という素材の力です。
住宅設備は通常、10年〜20年で交換時期を迎えますが、鉄とガラスでできたグランディアは、躯体が腐食しないため、30年以上使い続けられるポテンシャルを持っています。
これは、頻繁なリフォームをしたくない堅実な方にとって大きな安心材料となります。
具体的には、以下のようなタイプの方に特におすすめです。
- 掃除が嫌いな人:油汚れをゴシゴシ洗うのが苦痛。サッと拭くだけで済ませたい。
- 衛生面が気になる人:見えない場所のカビや、染み付いたニオイが許せない。
- マグネットを活用したい人:SNSで見るような「浮かせる収納」を自由に楽しみたい。
- 子育て・ペット世帯:子供が汚れた手で触ったり、ペットが引っ掻いても傷つかない強さが欲しい。
特に、「掃除のしやすさ」に関しては他メーカーの追随を許しません。
揚げ物をよくするご家庭や、共働きでこまめな掃除が難しいご家庭にとって、汚れが染み込まないガラス質の壁やキャビネットは、家事の時間を短縮してくれる救世主となるでしょう。
また、グランディアはビルダー向けモデルであるため、「高品質なものを、適正な価格で手に入れたい」というコスパ重視の方にも最適です。
派手なデザインよりも、質実剛健な機能美を愛する方。
そんな方にとって、グランディアは日々の生活を底上げしてくれる相棒になってくれるはずです。
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LIXIL「リシェル」がおすすめな人は?
一方で、LIXILの「リシェル」を選ぶべきなのはどんな人でしょうか。
それは、「キッチンを単なる設備ではなく、インテリアの主役として美しく見せたい人」です。
そして、最新の機能で身体への負担を減らしたい方にも強くおすすめできます。
リシェルが選ばれる最大の理由は、その圧倒的な「デザイン性」と「人間工学に基づいた機能」です。
リビングダイニングと一体となった空間において、キッチンが放つ存在感は重要です。
リシェルのセラミックトップやマットな質感は、高級家具のように空間を引き締め、そこに在るだけで所有する喜びを感じさせてくれます。
具体的には、以下のような方にぴったりです。
- 見た目重視の人:リビングから見えるキッチンを、とにかくおしゃれにしたい。
- 身体をいたわりたい人:腰痛持ちの方やシニア層。「らくパッと収納」の軽さは感動的です。
- 整理整頓が苦手な人:立体収納のアシストで、自然と物が片付く仕組みが欲しい。
- 最新トレンドが好きな人:常に業界の最先端を行く機能やデザインを使いたい。
特に、「らくパッと収納」のテコの原理によるアシスト機能は、毎日重い鍋やフライパンを出し入れする人にとって、身体的な負担を劇的に減らしてくれます。
デザインだけでなく、「使う人の動作」を徹底的に研究して作られているのがリシェルの凄みです。
要するに、毎日の料理を「作業」ではなく「楽しみ」に変えたいならリシェルです。
少し価格が高くなっても、目に入るたびに気分が上がり、使うたびに心地よさを感じる。
そんな「心の満足度」を重視する方にとって、リシェルは最高の選択となるでしょう。
グランディアとリシェルを徹底比較!掃除•収納•価格など完全ガイド:まとめ
グランディアとリシェルの比較において、決定打となるのは「素材」と「デザイン」のどちらを優先するかです。
タカラスタンダードのグランディアは、高品位ホーローによる圧倒的な耐久性と掃除のしやすさが最大の魅力。
汚れや湿気を気にせず、長く清潔に使いたい実用派の方に最適です。
対してLIXILのリシェルは、セラミックトップなどの洗練された意匠性と、身体への負担を減らす機能美が特徴。
キッチンをインテリアの主役にしたい方におすすめです。
「一生モノの頑丈さ」か「心満たされる美しさ」か。
あなたの理想の暮らしに合わせて、最適な一台を選んでみてください。
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