タカラスタンダードのグランディア、ホーローの魅力はわかるけど、価格やデザインの情報が少なく、本当に選んで後悔しないか不安なもの。
この記事では、先輩たちのリアルな体験談をもとに、後悔しないためのポイントを徹底解説します。
当記事を読めば、あなたがグランディアを選ぶべきか、後悔しないための明確な判断基準を得ることができますよ!
- タカラスタンダード「グランディア」で後悔しがちなポイント
- ホーロー素材ならではの圧倒的な耐久性とメリット
- お手入れの手間が省け、カビにも悩まされないという快適さ
- 「ビルダー向け商品」という特殊性と、賢い付き合い方
- あなたがグランディアを選ぶべきかどうかの明確な判断基準
タカラスタンダードのグランディアで後悔?よくある失敗談
価格が高い?グランディアの見積もりで後悔する前に
グランディアの見積もりが「高い!」と感じて後悔するケースは少なくありません。
特に、以前もらった金額からオプション料金が大きく上がると、「だまされているのでは?」と不信感が生まれがちです。
価格が高くなるのには、主に3つの理由が考えられます。
1つ目は、グランディアがハウスメーカー経由でしか買えない「ビルダー向け商品」であること。
価格がオープンになっていないため、ハウスメーカーの利益の乗せ方で見積もり金額が変わることがあります。
2つ目は、2023年4月からの価格改定です。
資材高騰を理由にタカラスタンダード自体が値上げしており、その分が反映されています。
そして3つ目は、仕様変更に隠れた追加費用があるケース。
例えばシンクの変更が、実は天板(ワークトップ)ごとの交換を伴うため、予想以上に高額になることがあるのです。
- ビルダー向け商品のため価格が不透明
- メーカー本体の価格改定の影響
- シンク変更は天板もセットの場合がある
実際に「人造大理石シンクへの変更が4万円台から10万円に上がった」「扉の面材変更が5万円から10万円になった」という相談がありました。
これは、タカラスタンダードの値上げ率だけを考えると、少し上がりすぎだと感じてしまう金額でしょう。
しかし、ある口コミでは、アクリル人造大理石シンクにするには天板も同じ素材にする必要があり、天板の変更費用が含まれている可能性が指摘されていました。
一般向け商品「トレーシア」で同様の仕様変更をすると約11万円の価格差になるという情報もあり、あながち不当な金額ではないのかもしれません。
このように、グランディアの価格で後悔しないためには、なぜその金額になるのか、仕様変更の内訳をハウスメーカーに詳しく確認することが重要です。
ビルダー向け商品の特性を理解し、不明点をそのままにしないことが、後悔を防ぐ一番のカギとなります。
| オプション内容 | 以前の資料 | HM見積もり | 価格が上がった理由の考察 |
|---|---|---|---|
| 人造大理石シンクに変更 | ¥44,000 | ¥100,000 | 天板ごとの交換費用が含まれた可能性 |
| 扉面材の変更 | ¥50,820 | ¥101,640 | メーカーの価格改定・HMの利益調整 |
| 合計(差額) | ¥94,820 | ¥201,640 | 差額 +¥106,820 |
グランディアのグレードは?素材と耐久性を解説
グランディアは、タカラスタンダードの中でも「見た目はシンプル、中身は最上位クラス」という、とても賢いグレードのキッチンです。
その秘密は、キャビネットの中までまるごと「高品位ホーロー」でできている素材と、それによる圧倒的な耐久性にあります。
グランディアは「ビルダー向け商品」という、少し特別な位置づけです。
これは、ハウスメーカーなどが大量に仕入れることで、高品質な製品を抑えた価格で提供できるようにしたモデル。
一般向け商品で例えるなら、選べる扉カラーなどのデザイン性はベーシックな「リフィット」に近いですが、キャビネット内部まで全てホーローという構造は、最上位モデル「レミュー」にも通じる本格仕様なのです。
人気のビルダー向け商品「オフェリア」は扉などが木製のため、ホーローの良さを最大限に受けられるわけではありません。
「高品位ホーロー」とは、鉄の強さとガラスの美しさを合体させた夢のような素材です。
具体的には、以下のような特徴を持っています。
- 傷や衝撃に強い:硬いタワシでこすっても傷がつきにくく、お鍋をうっかりぶつけてもへこみにくいです。
- 熱や汚れに強い:油性ペンで書いた落書きも水拭きで消せますし、油汚れも染み込まずサッと拭くだけでキレイになります。
- 湿気に強い:木製キッチンのように湿気で素材が傷んだり、カビが生えたりする心配がほとんどありません。
実際に使っている人の声でも、「汚れても拭けば新品同様の美しさが続く」「引き出しにたくさん物を入れても歪むことなく頑丈」と、その耐久性は非常に高く評価されています。
グランディアは、デザインの選択肢を少し絞る代わりに、何十年も安心して使える最高の耐久性を手に入れられる、とてもコストパフォーマンスの高い選択肢と言えるでしょう。
「タカラを選ぶならホーローじゃなきゃ意味がない」と考えるなら、グランディアはまさに理想的なグレードのキッチンです。
| 比較項目 | グランディア | オフェリア |
|---|---|---|
| キャビネット素材 | 高品位ホーロー | 木製 |
| 耐久性(傷・汚れ) | ◎ 非常に高い | △ 一般的 |
| カビへの耐性 | ◎ 非常に高い | △ 注意が必要 |
| デザイン性(扉) | 〇(14色~) | ◎(45色以上) |
| 食洗機の制約 | あり(海外製NG) | ほぼ無し |
| 価格帯 | 高め | 標準的 |
食洗機で後悔…グランディアに入れられるメーカーは?
グランディアの食洗機で後悔するポイントとして、「ミーレなど海外製の食洗機が基本的に入れられない」という点が挙げられます。
標準で選べるのは、使い慣れた国内メーカーが中心です。
この理由は、グランディア最大の長所である「ホーローキャビネット」にあります。
ホーローは鉄とガラスでできた非常に硬い素材のため、木製キッチンのようにサイズに合わせて現場で削ったり切ったりといった加工ができません。
ミーレやボッシュといった人気の海外製食洗機は、日本の規格とサイズが違うことが多く、設置にはキャビネットの加工が必要になる場合がほとんど。
この「加工ができない」という理由から、グランディアへの導入は極めて難しいのです。
グランディアの標準仕様として選べる食洗機メーカーは、主に「三菱」や「リンナイ」です。
どのメーカーが標準になるかは、契約するハウスメーカーによって異なります。
例えば、タマホームの標準は三菱製だった、という体験談もありました。
ブログを書いた方の中には、「最初はこだわりがなかったけど、二人暮らしでも毎日使うので深型やフロントオープンを検討すればよかったかも」と、後から容量について少し後悔している声も見られました。
暮らし始めてからわかることもあるので、サイズ選びは慎重に行いたいところです。
グランディアを選ぶ際は、食洗機は国内メーカーから選ぶことが前提になります。
どうしても海外製の食洗機を導入したい場合は、キャビネットが木製で加工しやすい「オフェリア」で交渉するか、他のキッチンメーカーを検討する必要があるでしょう。
食洗機にこだわりがある方は、この点をしっかり確認することが後悔しないための重要なポイントです。
カップボードはいくら?グランディアの収納で後悔
グランディアのカップボードは、キッチン本体とデザインを合わせられる統一感が魅力ですが、価格が分かりにくく、後から「思ったより高かった」と後悔する可能性があります。
キッチン本体と同じく、カップボードも「ビルダー向け商品」のため、定価が公開されていません。
価格はハウスメーカーを通して提示されるので、どのくらい割引されているのか、あるいは利益が乗せられているのかが不透明になりがちです。
また、選ぶユニットの組み合わせやサイズによって価格が大きく変動する点も、予算を立てにくくしている一因と言えるでしょう。
実際にグランディアのカップボードを導入した方のブログでは、2021年8月時点で横幅2,700mmの見積もりが49万5,000円だったという実例が公開されていました。
最終的に少しサイズをアップして、約56万円になったそうです。
カップボードは、ゴミ箱スペースを確保できる「オープンタイプ」や、収納力重視の「引き出しタイプ」、家電を置くための「家電収納ユニット」などをパズルのように組み合わせて作ります。
奥行きは45cm、高さは85cmと104cmの2種類が基本。
間口も45cmから90cmまで様々なサイズから選べます。
どのタイプをいくつ組み合わせるかで金額が変わるため、ショールームで実際の使い方をイメージしながらプランを練ることが大切です。
グランディアのカップボードで後悔しないためには、事前にショールームで一般向け商品「トレーシア」のカップボードで見積もりを取り、おおよその予算感を把握しておくのがおすすめ。
その上でハウスメーカーとの打ち合わせに臨めば、提示された金額が高いか安いかの判断がしやすくなり、納得のいく収納計画を立てられるはずです。
後悔しない!タカラスタンダード グランディア選びのコツ
施工はHM経由のみ!グランディアで後悔しない注意点
グランディアは、ハウスメーカーや工務店といった「ビルダー」を通してしか購入・施工ができない特別な商品です。
この仕組みを理解していないと、価格交渉や仕様決めで思わぬ後悔につながる可能性があります。
「ビルダー向け商品」は、タカラスタンダードが提携している住宅会社にのみ卸している製品です。
そのため、私たちがタカラスタンダードのショールームで直接見積もりをもらったり、契約したりすることはできません。
すべてのやり取りは、家を建てる住宅会社が窓口になります。
この点が、価格の不透明さや、住宅会社によってオプション価格が違うといった現象を生む原因になっているのです。
例えば、最初の相談で出てきた「オプション価格が以前の倍になった」というケース。
これは、住宅会社が値引きの帳尻を合わせるために金額を調整している可能性もゼロではありません。
しかしその一方で、住宅会社はタカラスタンダードと特別な契約を結んでいるため、標準仕様の範囲内であれば、一般向け商品よりもかなり安く導入できるという大きなメリットもあります。
大切なのは、どの住宅会社と契約するか、そしてその会社との信頼関係です。
事前に「グランディアを標準仕様にしているか」「オプションの価格設定は明確か」などを確認しておくと良いでしょう。
グランディアで後悔しないための最大の注意点は、「信頼できる住宅会社を選ぶこと」に尽きます。
価格や仕様で少しでも疑問に思うことがあれば、担当者に遠慮なく質問し、納得できる説明を求めましょう。
ビルダー向け商品のメリットを最大限に活かすためには、家づくりのパートナーとの良好なコミュニケーションが不可欠です。
掃除は月1でOK?グランディアのお手入れ頻度
グランディアはホーロー素材のおかげで普段のお手入れが非常に簡単なキッチンですが、特に汚れやすいレンジフードは、月に1回程度のお手入れが推奨されています。
その理由は、グランディアのキャビネットやキッチンパネルは、汚れが染み込まないホーローでできているからです。
そのため、油汚れや調味料をこぼしても、水拭きだけでサッとキレイになります。
しかし、調理中の油を吸い込むレンジフードは、フィルター部分などにどうしても汚れが溜まりやすい場所。
ここを放置すると、換気効率が落ちたり、油汚れが固まって落としにくくなったりするため、定期的なお手入れが必要なのです。
具体的なお手入れの目安として、レンジフードの「整流板」「グリスフィルター」「フードパネル」は1ヶ月に1回のお掃除が推奨されています。
一番手前にある整流板はホーロー製なので、付着した油汚れも洗剤をつけた布で拭けば簡単にキレイになります。
さらに嬉しいことに、一部のグリスフィルターは食洗機で洗うことが可能です。
これなら月1回のお手入れも、それほど苦になりませんね。
それ以外のキャビネットや引き出しの内部は、汚れが気になった時に拭く、という程度で十分キレイを保てます。
ホーローは傷にも強いので、少し頑固な汚れもスポンジでこすって大丈夫。
神経質にならずに使えるのが大きな魅力です。
結論として、グランディアの掃除は、基本的に「汚れたら拭く」だけでOKという驚くほどの手軽さです。
一番手間のかかるレンジフードだけ月に1回のお手入れを心がければ、後はほとんど手間いらず。
掃除のしやすさを重視する方にとって、グランディアは後悔のない選択となるでしょう。
| お手入れ箇所 | 推奨頻度 | お手入れのポイント |
|---|---|---|
| レンジフード (整流板・フィルター) |
月1回程度 | 整流板は拭き掃除。フィルターは食洗機OKの場合も。 |
| キッチンパネル (ホーロー) |
汚れが気になったとき | 油汚れも水拭きや中性洗剤で簡単に落ちる。 |
| キャビネット・引出し (内部もホーロー) |
汚れが気になったとき | 調味料の液だれも染み込まず、拭くだけでOK。 |
| ワークトップ・シンク | 毎日(使用後) | 素材に合った方法で。人造大理石は色素沈着に注意。 |
デザインがださい?グランディアの見た目で後悔…
グランディアのデザインが「ださい」と感じて後悔する声も一部にはあります。
これは、最新のおしゃれなキッチンと比べると、デザインの選択肢がやや少なく、全体的に見た目がシンプルだからです。
グランディアは、機能性を最優先した「ビルダー向け商品」。
そのため、一般向けの上位モデル「レミュー」や、デザインが豊富な「オフェリア」に比べると、選べる扉のカラーや取っ手の種類が限られています。
特に、少し前までは光沢のある単色カラーが中心で、最近人気のマットな質感やリアルな木目調などの選択肢が少なかったことが、「少し古く見える」「好みのデザインがない」と感じる原因かもしれません。
例えば、あるブログでは、収納力には満足しているものの、キッチン上部の「吊戸棚」を付けたことで、リビングからの見た目が少し残念になった、という後悔の声がありました。
吊戸棚があると、どうしても開放感がなくなり、おしゃれなペンダントライトも見えにくくなってしまうことがあります。
ただ、最近ではグランディアもカラーバリエーションが増え、マットなグレーやベージュ、コンクリート調といったトレンド感のある柄も選べるようになっています。
ホーローパネルはマグネットがつくので、おしゃれなスパイスラックなどを組み合わせて、自分好みに「見せる収納」を楽しむことも可能です。
グランディアのデザインで後悔しないためには、ショールームで必ず実物の色や質感を確認することが大切です。
もし好みの色がなくても、ホーローの圧倒的な機能性を優先し、後からマスキングテープなどでリメイクするという手もあります。
シンプルなデザインは、自分らしくアレンジしやすいというメリットでもあると捉えると、後悔も少なくなるはずです。
| デザイン項目 | メリット(満足ポイント) | デメリット(後悔・不満ポイント) |
|---|---|---|
| 扉カラー・質感 | シンプルで飽きがこない ホーローならではの光沢感 |
選択肢が比較的少ない マットな質感が限られる |
| 取っ手 | すっきりしたモダンなデザイン | 選べる種類が少ない |
| 全体的な印象 | 機能美にあふれている アレンジ(マグネット等)しやすい |
人によっては古く感じる トレンド感は控えめ |
| 吊戸棚(オプション) | 収納力が大幅にアップする | 圧迫感があり、暗く見えることも |
ホーローだからカビない?グランディアで後悔しない!
「キッチンにカビが生えたらどうしよう…」という湿気への心配があるなら、グランディアは最も後悔の少ない選択肢です。
なぜなら、キャビネットの中まで全てホーローでできているため、カビの発生リスクが限りなくゼロに近いからです。
カビは、①湿気、②温度、③栄養分(汚れや木材など)の3つの条件がそろうと繁殖します。
一般的なキッチンは、キャビネットの内部が木製(パーティクルボードなど)で作られているため、シンク下など湿気がこもりやすい場所はカビの温床になりがちです。
特に、同じく人気のビルダー向け商品「オフェリア」は木製のため、「カビが生えるのでは?」と心配する声も聞かれます。
しかし、グランディアの素材であるホーローは、表面がガラス質。
水分や汚れが一切染み込まないため、カビが根を張るための栄養分がありません。
そもそもカビが繁殖できない素材なのです。
実際に、湿気の多い地域にお住まいの方が、「カビや劣化が気になってホーローを選んだ。
1年使っても新品同様で嬉しい」という声を寄せています。
また、万が一、シンク下の配管から水漏れが起きてしまった場合、木製キッチンだと素材が水分を吸って膨らんでしまい、最悪キャビネットごと交換になることも…。
しかし、ホーローなら水を吸わないので、サッと拭き取るだけで済みます。
グランディアを選べば、キッチンのカビに悩まされる心配はほとんどありません。
湿気対策やこまめな掃除に神経質になることなく、ずっと清潔なキッチンを保てるという安心感。
これは、他のキッチンでは得られない、グランディアならではの大きな価値であり、後悔しないための強力な理由になります。
【タカラスタンダード】グランディアで後悔なし!満足ポイントから注意点まで!:まとめ
「タカラスタンダードのグランディアで後悔したくない」という方へ。
グランディアの価格の不透明さやデザインのシンプルさは、「ビルダー向け商品」ならではの注意点です。
しかし、それを補って余りある魅力が、ホーローの圧倒的な耐久性と手入れのしやすさ。
傷や汚れ、カビの心配から解放されるメリットは計り知れません。
タカラスタンダードのグランディアで後悔しないためには、機能性を最優先するという価値観に納得できるかがカギとなります。
見た目の華やかさよりも、日々の暮らしやすさと長く使える安心感を求めるなら、きっと最高の選択肢になるでしょう。


